アルミ缶の上にドラム缶

2021年もよろしくお願いします

ペットの名前付けは慎重に



SIMカードを抜いてみた。


他の端末に入れてみたらどうなるのか、どんな形なのか、といった単なる興味本位でもあったがとりあえず取り出してみた。

この行為がのちの事件に発展するとはこの時の私は思いもよらない。
初めて見た"それ"に色々意見する私。

え!?こんな小っちゃいのに通信機能働くのかぁ~
おら ワクワクすっぞ
おめえは凄えよ…よく頑張った…たった1(人)つで…(魔人ブゥ感)



いい気分に浸ったところで昼食でも取ろう。
戻ってくるころにはスクフェスのLPがちょうどいい感じになってるだろうから食後はシャンシャンだな♪


そうして時は進み、部屋に戻ってくる。


さて、電源を入れてっと、、あ
そうだったさっきSIMカードを取り外したんだった。普通にすっかり忘れてた。取り外すのと違って入れるのは簡単だな~よいしょっと。
電源ONっと。


ここで端末パスワードを求められたので入力すると次の入力を求められた。





「AppleIDとパスワードを入力してください」


面倒だから後でいいや、、スキップ、は出来ないのか。
じゃあ入力、、、、あれ?
普段AppStoreってログインしっ放しだからいざ入力しようとすると、、あれっあれっ



とりあえず記憶にあるものを入力してみる。


ブッブーデスワー

違うみたい。


これかなぁ

ガッコウノキョカァ? ミトメラレナイワァ



違うみたい。学校の許可じゃなくてログインの許可が欲しい。


こっちだったかなぁ、、

チョットサムクナイカニャー




違うみたい。確かにそろそろ肝が冷えてきた。



ま、まだあわてる時間じゃない。
そうまだ秘策がある。実は私はこの難敵にやられたフリをしていただけなのである。
そういったID関連はノートにまとめてあるのでそれを見ればいいだけというのが秘策だ。


ふふ、敗北を知りたい。


さて、ノートを開いて、、あったあった。入力して、

ポチっとな。














\ミトメラレナイワァ/

































































そんなバカな笑 んなわけ、、しかし何度やっても結果は同じである。
とりあえず落ち着いてっと、、ふぅ~ふぅ~

よし落ち着いた。まずはタイムマシンを探そう、そうしよう。










そんなわけで自力解決は困難となり、外部の力に頼らざるを得なくなった。電話だ、電話。どうやら相談事はここにかければいいらしい。「Appleカスタマーサポートセンター」


戦闘力53万くらいありそうな響き、ここなら頼れそうだ。


電話すると優しそうなオペレーターお兄さんが承ってくれ、内容を話すと最後までしっかり対応して下さると言われた。この安心感。



住所名前などなにか色々話した気がするが、一通り伝え終わるとお客様のアカウント情報が見つかったというお声をついに頂くことが出来た。ここで再度安心。



「では最後にお客様が設定した秘密の質問を3つ質問致しますのでそのうち2つに正確に回答できれば本人確認照合OKとみなし、IDを教えることが可能です。」







なんだなんだ





なんだこのクイズ番組みたいなノリは。カスタマーセンターってこんな流れなのか、全く知らなかった。
3つのうち2つって、、まぁいいだろう、これは過去の自分を信じられるかどうかの戦いだ、分かりやすい質問にしていておいてくれよ、頼むから。






1つ目「過去に住んでた町は?」



勝ち。大勝利。win! これは余裕でクリア。
ここまでは全くの順調。
しかし、順調とは波乱の前兆。





2つ目「くぁwせdrlp$♪×¥●&%#?」




実際にこう言われたのではなく、全く持ってこちらの理解できない質問をされたのである。今となってはその質問がなんだったのかすら思い出せない。いやまじで。


こうして2/3に答えればよいという課題は、2/2を完答しなければならないデスゲームへと発展を遂げた。





次のは頼む、頼む、、簡単な質問であってくれ、頼むぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ





もはやこれは秘密の質問に答えるだけの作業という次元ではない。




自分の携帯のデータをかけたクイズ一騎打ち、、ミリオネア、クイズ$ミリオネアである。ファイナルアンサーと答えるときの心境に初めて到達した瞬間である。



そしてそんな中、ついに3つ目の質問がきた。







3つ目「あなたが初めて飼ったペットの名前はなんですか?」

































もしかして、、、
やったね!簡単な質問じゃん!とか思った読者はいるだろうか。

当然の感想だろう、愛したペットの名前を忘れる人なんてそうもいない。










だ  が










そもそもが違う。



根本から違う。



おかしい、



過去の自分は一体何を考えてんだ。




















































想像できるだろうか、その時の私の心境が。




私「えっえっ???w」
オペレーター「はい?」

私「ペペッペエペペペペペッペッペッペッペット?!
今まで飼ったことないんですケド、、、」
オペレーター「えっ」

私「お座り!」

オペレーター「それはシット」

私「複数のコンピュータを相互接続したグローバルな」

オペレーター「それはネット」

私「ありの~ままの~姿見せるのよぉ~」

オペレーター「それはlet it go」


私、オペレーター



「WAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」











もう泣くしかない。過去の自分にいじめられるとは思いもしなかった。そうして諦めかけたその時、あることに気付いた。

このIDを作成したのはかなり過去であったということである。
過去にあって今はないもの、、はっ










過去編突入

あるとき、学校の授業にて私はある機械に出会う。'いとのこぎり'である。
また、同日自宅に1匹もとい1つの機械が届く。
'犬型の置物防犯グッズ'である。この置物、何かが近づくとワンワンと騒ぎ出す優れもの。うちの場合は自庭に野生猫が入らないようにするためということで購入したらしい。
また、その頃たけおラーメンというものを食べ、それがなかなかおいしかった。

そして過去の私にこの置物にニックネームをつけようという感情が渦巻いたとき、交わってはいけない三つの次元が交差し、ビッグバン化学反応を起こした。







時は現代に戻る。ここから先の数分間、私の人生の中で
恥ずかしかった時間間違いなくTOP3には入る。









私「あっあの」




私「もしかしてペットの名前思い出したかもしれません」





私「君の名は」






私「名前は!」


























 い と の こ ぎ り た け お 
























 ٩( ᐛ )و<オビョビョビョビョwwWWWwwWWWwwwWWwwwWWwwWWWwwwWWwwWWWwwwWWオビョwwWWWwwwWWwwwWWwwWWWオビョヨヨヨヨオビョオオオwwWWWwwwWWwwwWWwオビョオビョオビョオビョwWWオビョビョビョビョwwWWWwwWWWwwwWWwwwWWwwWWWwwwWWwwWWWwwwWWオビョwwWWWwwwWWwwwWWwwWWWオビョヨヨヨヨオビョオオオwwWWWwwwWWwwwWWwオビョオビョオビョオビョwWW 


































ペットに名前を付けるときは精一杯考えてあげてくださいね。

今もその端末はサブ端末としてたま~に活躍しています。


せーのっ! 「いとのこぎりたけお」